サイケデリックのブログ

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サイケデリックのウソとホント②

 

 

当ブログは違法薬物の所持、使用を推奨するものではありません。
このブログの目的はハームリダクションです。
幻覚剤に詳しくない人に向けて、幻覚剤についての偏見、間違った情報を全て正して行きます。

 

 

デマその6 幻覚剤を使用すると、いわゆるバッドトリップになる。

 

バッドトリップが怖くてサイケが出来ない人が多くいると思いますが、実は幻覚剤違法化前は、誰もバッドトリップのなんて話は聞いたことがなかったらしいです(本当)。
バッドトリップの概念自体、米政府などがプロパガンダのために広めたものと考えられます。
もちろん違法化前から、怖いトリップは、ある程度は存在したでしょう。でも現在では、違法行為をしている、逮捕されるかもしれない、破滅するかもしれない、という状況でしかトリップ出来なくなっており、非常に精神不安定になりやすくなっている。
ハクスリーのエッセイ「知覚の扉」で、ハクスリーは幻覚剤メスカリンを服用しますが、この本が書かれた当初は幻覚剤の違法化も、負のレッテル張りも、迷信の広まりも、一切されておらず、ハクスリーや他の服用者は、一切恐怖も罪の意識もなくトリップしていたようで今読むと羨ましい限りです。服用前の不安表現すら無かったんですよ。
バッドトリップの恐怖は、本当に、反ドラッグ側の植え付けです。実際に幻覚剤を使用すればそのうち分かりますが、怖いのはバッドトリップではありません。
バッドトリップは、正しいセット&セッティングとドースで挑めば、ほぼ防げます。勝手になるものではありません。これについては他の所で詳しく書きます。

 

 

デマその7 バッドトリップは12時間以上続く恐れがある

 

・・と言う、反薬物サイトがありますが、これは、人生を生きたら100年以上苦しむ恐れがある、と言っているようなものです。選択的で都合が良すぎです。
バッドトリップはなったとしても、数時間で終わるもので、最初から最後まで続くのはあり得ません。

 

 

デマその8  LSDは依存性がある。

 

ありません。もう一度言います。
ありません。あると書いてある「薬物専門書(笑)」は捨ててください。ゴミなので。
幻覚剤は使用するほど使用したいという気持ちが減少すると言われているくらいです。
幻覚剤を好む人でも、いや好む人ほど、使用頻度は少ないです。
幻覚剤は依存症をむしろ治癒するものです。
LSD使用で、酒やタバコをやめたという話は全く珍しくないです。
覚醒剤やヘロインをやめる助けになる場合すらあります。

 

 

デマその9 バッドトリップはトラウマになる。

 

実はバッドトリップの方がヒーリング効果があり、多くのものを学ぶ、と認めるサイケユーザーも多い。バッドトリップは、自分の本当に恐れている、普段逃げている事を教えてくれるので、厳しい先生のようなものだ。厳しい先生は嫌われるが、かといって、厳しい先生ほど人を変える力がある。
バッドトリップは本人が悪いのであって物質のせいではありません。バッドトリップはセット&セッティングや、ドースなどを間違ったり、覚悟が出来てなかった時に起きます。
これをきちんと分かっているサイケユーザーは、バッドトリップから非常に多くの事を学びます。自分の弱さと過ちを認めます。
バッドトリップをした時、その原因が分からず、ただ物質に罪を被せ、全く何も学ばず、成長しない人も見られます。勿体無いです。こういう人達が幻覚剤の評判を下げるんですが、私から見ると、哲学書の角に頭を打って痛がってる人みたいなものに見えます。開いて読んだらどうですか?

 

 

デマその10 LSDは毒性が少なく、身体依存性はほぼない。

 

毒性が「なく」、身体依存性が「ない」と言うことに何故そんなに抵抗があるんですか?
LSDに比べたらカフェインの方が体に悪いですし、すぐ致死量に達します。
なんと、LSDの致死量は「明らかになっていない」ほど高いです。
幻覚は脳にダメージは与えません。幻覚=脳の異常、と考える人が多いですが、MRIスキャンで明らかになっているように、LSD使用による幻覚はむしろ脳の高度な活性化によるものです。

(ただし偽物のLSD、NBOMe系物質は、二枚摂取で死亡するケースがあるほど毒性が高いです。これは教育されず、知らない人が非常に多い!
本物のLSDで死ぬには凄まじい量が必要で、実質無理。LSD摂取による死は人類史上一件もありません。)

 

サイケデリックのウソとホント①

当ブログは違法薬物や、あらゆる向精神物質の所持、使用を勧めるものではありません。 エンターテインメントとハームリダクションのみを目的としております。

 

 

LSD(幻覚剤)は危険か?デマと真実。

当記事は違法薬物の所持、使用を推奨するものではありません。
この記事の目的はハームリダクションです。
幻覚剤に詳しくない人に向けて、幻覚剤についての偏見、間違った情報を全て正して行きます。

 

デマその1  幻覚剤を使用すると、ないものが見えます。

ないものは見えません。

開眼幻覚は、“あるものが(シラフとは)違って見える”ものです。
閉眼幻覚は、脳内の、視覚中枢以外の部分が、視覚中枢とコミュニケーションを取っているため見えるものです。なので見えるものは、脳中に存在していると言えます。存在しないものは見えません。

 

 

デマその2   LSDという麻薬があります。

幻覚剤は麻薬ではありません。なのでLSDという麻薬はありません(笑)。
日本語における麻薬の正式な定義を知らない人が多い。モルヒネ、ヘロイン、コデインなど、アヘンやその加工物、いわゆるオピオイドが麻薬です。
麻薬は身体依存性があり、かなりの多幸感をもたらすものです。
なのでコカイン、覚醒剤も正確には麻薬ではないです。ただし違法薬物をひっくるめて麻薬と呼ぶ人が多いのが現状。
この時点から間違ってるネット記事が多すぎます。

 

 

デマその3  LSDは危険。

これは包丁が危険と言うのと同レベルの主張です。正しい使い方をしなければ確かに危険です。ですが正しい知識と態度を持って使用すれば人生に利益するポテンシャルがあります。
教育では、恐怖植え付けしかせず、実際どこが危険なのか、安全な使い方(ハームリダクション)などを一切教えない事が大きな問題です。
教育しないから、情報がないからこそ、毒性の偽物を知らずに使用し、死ぬ人がいます。危険性は、違法性によるものです。

 

 

デマその4  幻覚剤を使用すると破滅する

破滅した人の話は一件も聞いた事がありません。むしろプラスになったという人がほとんど。
英語のyoutubeを見れば、幻覚剤体験を顔出しで語る人がかなりたくさんいますが、そのほとんどは成長した、視野が広がったなど、ポジティヴな話で、破滅したなどマイナスしかない覚醒剤、ヘロインとはまるで話が違います。

あとこれを考えてみて下さい。トラブルに会った人は報道されます。トラブルに合わない人は報道されません。・・ではトラブルに合わない人は、いないのか?
いいえ。います。トラブルに合わない人がほとんどです。幻覚剤を正しく使っている数百万以上の人は、ニュースになりません。ほとんどの人は逮捕されませんし、病院にも行きません。
幻覚剤の使い方を知らない馬鹿な芸能人が一人暴れたくらいで、幻覚剤を悪いものとして見ないで下さい。毎日(文字通り)人を殺すアルコールは黙認するくせに。
(マジックマッシュルームは人を殺してすらいないのに都合よく違法化。なぜ?)

 

 

デマその5  幻覚剤に“手を出す”人は少ない。

LSD経験者は1300万人という情報があります。(残念ながらソースは覚えてません。単なる予想に過ぎないので、もっと多い可能性もあります)
ドラッグにアクセスがない人は、ドラッグは出回ってないと思い込む傾向がありますが、欧米では非常に多くの人が幻覚剤に挑戦しています。日本でも出回っており、使用者はたくさんいます。
ティージョブズが使っていた事が有名ですが、何故か日本でこの話がやたら広がるので、ジョブズみたいな、天才の怖いもの知らずしか使用しない、みたいなイメージが出来ているかもしれない。それは違います。
実際は様々な人がやってます。ジャンキーだけじゃないです。インテリだけじゃないです。あらゆる種類の人が様々な目的や動機で使用しています。
そしてジョブズは、起業で忙しくなってからはドラッグをやってないので、LSDについては若い頃ちょっとやっただけにすぎません。勝手にLSD使用者の代表格にしないで下さい。